異国の地でのんびり過ごす

トルコ旅行では遺跡で有名なエフェソスへと足を伸ばした。
首都のイスタンブールから国内線で一時間かかる。
エフェソスは遺跡で有名な街だ。
有名な円形競技場や神殿跡を見学した。
古代には女神アルテミス崇拝が盛んだった。
女神アルテミスは多産の象徴らしい。
ここで2000年も前に使徒パウロがこの町を歩き、生活し、人々を助け教えたと思うと感慨深いものがある。
トルコではイスラム教徒が多いようだ。
スカーフをかぶり長いスカートをはき独特の身なりをしている。
お化粧などしていないようだが女性はとても美しい。
男性は普通のシャツとスラックスを着ている人がほとんどだった。
あるバザールに行ったとき、そこは旅行客があまりこないせいか、外国人が珍しいようだった。
というのもすれ違う人がものめずらしそうにわたしたちをながめていた。
私も失礼とは思いながら、町で欧米の人を見かけると、つい目で追ってしまう。
なぜなのかわからない。
バザールでシャツとスカート、ワンピースを買った。
色がきれいだった。
デザインもかなり気に入ったので帰ってからしばらくよく着ていた。
しかし生地がうすい。
ぺらぺらである。
そんなことは買う時にわかるはずだが旅行中はテンションが上がって気づかない。
屋上で朝食
トルコでの食事はほとんど印象に残っていない。
レストランでフィッシュアンドチップを食べた。
屋台でムール貝を食べた。
おそらくこれが原因と思われ私と妹はおなかをこわした。
幸い帰国前日だったのでまだよかった。
私は2、3日で終わったが妹は1週間くらい下痢が続いていた。
母の胃と腸は鉄製かもしくは猛毒でも免疫があるのか、なぜなのかわからない、何を食べてもおなかをこわしたことがない。
明らかに腐っているものでも、まだいけると言って食べている。
滞在中に泊まった小さなペンションは印象的だった。
路地裏にある小さなプチホテルだ。
そのあたりのたてものは外も中も白塗りで青い空によく生えていた。
ペンションでは朝ごはんを屋上で食べた。
それが習慣なのか、以前ある本の中で中東では屋上で活動すると書いてあるのを思い出した。
物静かな男性オーナーがコーヒーを入れてくれた。
屋上から見渡す住宅街。
どこでもどの建物も低い。
町はとても清潔だ。
朝食に食べたオリーブはとてもフルーティで忘れられない。
旅行で思い出に残るのはそう言った何気ないひと時や現地の人の笑顔だ。
必ずしも景勝地ではない。
のんびりと静かな時間を、異国の地で過ごすことが出来た。
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