安宿に泊まりインドカレーを食べる

そこはなぜかネットで予約できなかった。
とうよりも予約システムがないことが後でわかった。
2週間ほど前に電話できいたのだが、前日にもう一度確認してくれと言われた。
そのホテルは先回宿泊したところだった。
友人の紹介が経営しているホテルなので、紹介してもらって泊まった。
料金もお友達価格にしてくれた。
このたびもその彼を頼って泊まるつもりだった。
ところが電話を掛けると彼は国に帰ったという。
彼の国はネパールだ。
いつ帰ってくるのかわからないという。
とにかく予約の予約だけを入れた。
ちゃんと通じたかどうか疑問である。
ここ数年英語を使う機会がもっぱらなく、ただでさえ怪しい英語がますます後退している。
時々復習しなければいけない。
電話を掛ける前もなんと言うか紙に書いておいた。
英語を専門的に勉強したことはないが、以前なら簡単なコミュニケーションはほとんど問題なかった。
中学校レベルの英語でかなり意志を伝えることができるものだ。
ところがここ数年周りに英語を話す人がほとんどいなくなった。
言語は使うことで上達するものだ。
最近ある企業はオフィス内では日本語の使用を禁じている所もあるらしい。
英語を社内公共語にしているというのだ。
インドカレーを食べる
それでもなんとかホテルに着いてこちらの意志は伝わった。
例のネパール人はいなかったが、別のスタッフがいた。
そのスタッフたちはどこの国の人なのかはわからない。
ネパール人もインド人もスリランカ人もバングラデシュの人も見わけが全然つかない。
肌の色も皆同じに見える。
でもおそらく彼らは一目見てわかるのだろう。
ちょうど日本人と中国人と韓国人が見て目は似ていても、醸し出す雰囲気やファッションなどで区別がつくのと同じように。
今回宿泊したホテルは大きなビルの中の一つであった。
ほかにも同じような小さな宿がたくさんあるようだった。
ビルの一階には滞在者向けと思われる、コンビニやレストランがたくさんあった。
カレー屋さんも何件か見かけた。
試しに一度カレーを買ってみた。
本場にかなり近いのではないのだろうか。
お店の人は確かインド人と言ったような気がする。
ライスも入れて大体日本円で600円くらいだったように思う。
味はというとおいしかった。
日本人が食べているカレーはかなり邪道だと聞いたことがある。
だからインド人が作るカレーはもっとスパイシーで、口にしたとたん、頭にターバンを巻いた人が思い浮かぶような味だと思っていた。
そう辛いわけでもなくおいしかった。
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